声を立てて笑っている誰かが居る。

わたしも笑いたいんだけれど

笑ったらきっとわたしは帰れなくなる。

正常な人間に。

心配してくれる人達には申し訳ないとおもう。

忙しいわけではなく
体調が悪いわけでもなく、
ただ、心が鬱いでしまっているだけなの。

原因は判ってる。
でもわたし１人では何とも出来なくて。
多分わたしが壊れてしまってもあの原因は自分が原因だと判らず、壊れてしまったわたしを責めるに違いない。

もうわたしの限界はすぐそこまできてる気がする。

気まずい雰囲気。

判ってる。
わたしなんか居ない方がいいんでしょ。

判ってる。
わたしが我が侭だって云うんでしょ。

判ってる。
わたしが自分勝手だって云うんでしょ。

判ってるよ…。




でも…。




だったら何故、
わたしはこんなに苦しいの?

帰るとまた
わたしのものが勝手に動かされている。

わたしの家での生活は
自分の使いたいものがどこにあるのか探すことから始まる。

疲れる。
疲れて帰ってきた筈なのに更に疲れる。

イライラする。
黒い気持ちが広がる。

わたしの部屋にあるのはゴミばかり。

自分のものを置く場所は無い。

こんな家に本当に帰らなくてはいけないのだろうか?

安らげる家ってどんなんですか?

こんなこと思っているなんて、誰にも知られたくないの。

多分わたしは壊れているんだと思う。

わたしを取り囲む全てが疎ましい。

人の気配の無い所へ行きたい。